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zoom RSS 死刑執行の薬物注射に失敗、40分もだえ苦しみ死亡 米国

<<   作成日時 : 2014/04/30 20:17   >>

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失敗した挙句、40分ももだえ苦しんで死んだのでは、
アメリカ合衆国憲法修正第8条が禁止する
「残虐で異常な刑罰」に当たるという主張がなされそうです。
http://aboutusa.japan.usembassy.gov/j/jusaj-constitution-amendment.html
http://www.usconstitution.net/xconst_Am8.html
殺人と強姦の罪を犯したクレイトン・ロケット
(Clayton Lockett)死刑囚に対する刑の執行は、
3種類の薬物を段階的に注射する方法で行われたが、
試験が行われていなかった新しい薬物の組み合わせが
用いられていた。

試験が行われていなかったのが失敗の原因かと
最初は思ったのですが、
「そもそも、こういう場合に『試験』って一体何を意味するのだろう?」と
思い直しました。
注射は29日午後6時23分に開始されたが、
その3、4分後「静脈に障害」が起きたため、
矯正局のロバート・パットン(Robert Patton)局長が執行中止を命じた。
しかしロケット死刑囚は、約40分後の午後7時6分に
「ひどい心臓発作」によって死亡した。

 薬物は鎮静剤、麻酔剤、致死量の塩化カリウムの3種類すべてが
注射されたが、体内に吸収されていかなかったという。

オクラホマ州だと、死刑の執行開始後にトラブルが発生すると、
矯正局長の命令で執行を中止することができるのですか。
これは知りませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E5%8C%96%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
それから、↑塩化カリウムを注射すると心停止するということですが、
吸収されていなかったのにもかかわらず「ひどい心臓発作」が
起こったということは、塩化カリウムの注射と心臓発作の間には
因果関係はないのですね。
現場にいた地元紙タルサ・ワールド(Tulsa World)の
編集者によると、すでに意識不明となったことが宣言されていた
執行開始から約13分後、ロケット死刑囚はもだえ苦しみ始め、
時に理解できない言葉を発し、死刑用の担架に縛られた
体が動くなどした。「非常に苦しんでいるように見えた。
時々、担架から逃げ出そうとするかのように、
頭や肩が担架から起き上がっていた」という。

つまり、オクラホマ州の死刑執行は、少なくとも新聞編集者が
見ることができるのです。ただ、凄くショッキングな光景だと
思います。
http://www.cnn.co.jp/usa/35042654.html
↑それどころか、オハイオ州では、死刑囚の子どもすら
死刑執行に立ち会うそうです。これは残酷だと思います。
ロケット死刑囚の刑執行の失敗を受け、
次に控えていたチャールズ・ワーナー(Charles Warner)死刑囚の
刑の執行は14日後に延期された。

 ワーナー死刑囚を担当するマデリン・コーエン(Madeline Cohen)
弁護士は声明を発表し「クレイトン・ロケット氏は拷問されて死んだ。
今夜起きた事態が究明されるまで、オクラホマ州では死刑の執行は
許可されない」と述べ、独自調査と検視による原因究明を訴えた。

ワーナー死刑囚は、とりあえず14日生きながらえたのですが、
それだけで済まされてはならないでしょう。
コーエン弁護士の言う通り、原因が究明されるまでは
死刑は執行されるべきではありません。

ただ、アメリカのいいところは、このように死刑執行の失敗でも
ちゃんと報道されるところだと思います。
なぜなら、それによって死刑制度について開かれた議論が
可能になるからです。
果たして、日本でこのようなことは可能でしょうか。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO131.html#1007000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
刑事訴訟法第477条第2項↑に、「検察官又は刑事施設の長の
許可を受けた者でなければ、刑場に入ることはできない」
と規定されているだけに、悲観的にならざるを得ません。

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米アリゾナ州、死刑執行の「失敗」を否定
失敗を認めないのは、日本政府に限らず、 米アリゾナ州政府もそうなのですね。 刑が執行されたのは、 交際相手の女性とその父親を射殺したとして 1989年に死刑が確定した ジョセフ・ウッド(Joseph Wood)死刑囚(55)。 あまり使用されていない混合薬物が投与され、 2時間近くにわたって荒い呼吸を続けた後に死亡した。 2時間近くにわたって荒い呼吸を続けた後にやっと死んだのでは、 明らかに失敗です。 そして、アメリカ合衆国憲法修正第8条が禁止する 「残虐... ...続きを見る
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